脳で感じる色

2009年07月01日

今朝、自動販売機で飲み物を買おうとしたときです。ゲーターレードが120円だったのでそれを買おうとお金を入れてボタンを押します。誤って隣のCCレモンを押していました。

何がおこったのでしょうか?ゲーターレードのパッケージもCCレモンのパッケージもざっくり見たら黄色。その感覚を無意識化の中で行動に移したので間違ったのです。

という事で色の持つ力に関して考えてみました。

そもそも色ってどのようなものなのでしょう。色の働きや特徴は、以外に理解されていない部分が多いと思います。色は物体から反射する光の波長によって決まる物体固有の性質だと信じている人が多いですが、脳科学が進むにつれて、色は脳で生まれた感覚というのが最近の主張です。

もし仮に人が知覚している色が反射光の波長だけで決まるとすれば、同じ物体でも照明の変化や背景の光、もやや煙などによってまったく違って見えるといいます。しかし、普段の生活において、それはありませんね。脳が生む感覚であるがゆえに、物体の色が比較的同じに見えるのです。

とはいうものの、色は必要不可欠ではない贅沢品のようなものと考える人もいたようです。色が判断できない障害を持った人や、色覚がない動物でも問題なく生活しているから、という理由です。色の情報処理は、独立した脳の部分で行われていて、奥行きや形を認識する機能としては役に立たないそうです。

しかし、脳が感じる色は、脳内で起こる色の処理自体が形や輪郭の認識、他の視覚属性と密に絡まっている事がわかってきました。そして、記憶として残りやすいのは形や文字情報よりも色なのです。

先日、キムタク主演のMr.Brainの話の中で、次のような実験がありました。男性トイレのマークと女性トイレのマーク。マークはそのままで色を青と赤を交換したとき、人は判断できるか?です。結果、マークや文字情報そのものよりも、色を見て判断する事がわかりました。

さて、今朝のCCレモン。まさに、色の情報のみでとっさに判断したのでしょう。というような言い訳を間違って購入したときに考えたのでした。


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Posted by Bizign-Staff at 21:00│Comments(0)雑記・気づき
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