M&Aって何ね? その2

2009年06月15日

M&Aのポイントです。

■しかるべき後継者がいない!
中小企業のオーナーにとって切実な問題です。M&Aは新しいオーナーに経営を引き継いでもらい、取引先や従業員との関係を維持、もしくは発展出来るという意味ではWin-Win-Winの事業継承対策と言えるでしょう。

中小企業の経営者にとって、後継者がいない!と言う話は良く耳にします。企業の規模感から現在の自分のポジションになって会社を引っ張るまでの人材はいない。社員に会社を任せる意思決定は出来ないと考えている。しかし、自分意外にマネジメントが出来る優秀な人材がいれば、会社はもっと伸びるのに・・・。

では、息子さんや娘さんは?そのような企業の経営者ほど、小さい頃より高度な教育を提供しているために優秀になりすぎて、自分の道を既に選択してしまっている。あるいは中小企業の経営には興味を示さない、もしくは、経営者自身が継がせたいと思わない、というのが多いようです。

M&Aを身売りと考えるのは昭和の考えかもしれません。M&Aが経営手法として著名になったのは、お茶の間。敵対買収やら村上ファンドやらホリエモン。言葉を浸透させてくれた!と考えるとプラスに取れるでしょうが、M&Aのイメージは歪んで伝えられています。

実際、多くのM&Aは互いにハッピーに終わります。特に非公開株のM&Aはそもそも取締役会の承認なしでは進みえないので、敵対のM&Aなんかは存在しえません。つまり、最初から互いがハッピーになるための手段としてスタートします。

事業継承を考える上で、後継者に悩んでいる場合はM&Aは有力な、あるいは唯一といっても過言ではない選択肢になります。取引先との関係を解消することも無く(取引先もハッピー)、従業員も継続して仕事を行える事(従業員もハッピー)、そもそも新しいやる気に満ちたオーナー(買い手)が事業を継続あるいは拡大していくのです(買い手もハッピー)。

そう、M&Aを否定的に考える理由もなく、保守的に考える理由もなく、むしろ維持・発展させるための正当な手法なのです。

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Posted by Bizign-Staff at 22:07│Comments(0)M&Aとは?
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